早期の療育が鍵を握る

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子どもの将来を左右する早期療育

発達障がいの子どもたちの成長において、早期の療育がとても大切です。その後の成長の鍵を握るといっても過言ではないでしょう。そのためコンパスでは、お子さまの成長過程においてお母さんお父さんが少しでも違和感を感じた場合、専門家への早めの相談を勧めています。

お子さまの発達障がいを認めたくないですか?

「もう少し様子を見ましょう」という、専門家の言葉を信じたい気持ちは分かります。しかし、発達障がいだったからと悲観する必要はありません。

 

早期の療育は、発達障がいの子どもたちを大きく、大きく成長させてくれます。

 

能力=資質×時間×日数。コンパスが考える成長の法則

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子どもの能力を決めるのは、生まれ持った資質だけではありません。コンパスでは、子どもの能力は、資質・時間・日数の乗算によって決まるものと考えています。発達障がいのある子どもたちに足りないのは、資質・時間・日数のうちの資質です。能力が足りないのではなく、資質が足りないのですから、時間と日数で補うことができるのです。

つまり時間と日数は資質と同じくらい、能力に大きな影響を与えます。コンパスでは発達障がいの子どもたちに毎日、数時間は勉強するよう指導します。コンパスに通う子どもたちは、足りない資質を時間という努力で補っています。

 

しかし、日数を上げるためには、早期に療育を始めるしか方法はありません。

例えば小学校に入学する前、5歳の時点で到達したい目標値があるとします。4歳で始めた子どもには365日しかありませんが、3歳で始めた子どもには730日あります。2歳で始めた子どもには1095日、1歳で始めた子どもには1460日もあります。

 

日数が長くなればなるほど、ゆるやかな成長で目標を達成することができるのです。

高い山でも手前から登れば、なだらかな山道を楽に歩めるのと同じです。反対に近くから登る場合、目標とする場所は同じでも、そこに到達するためには急な坂道を歩まなければなりません。

 

難関私立小学校を受験したダウン症の女の子

コンパスが早期療育を勧めるのは、なるべく少ない負担で目標を達成してもらいたいからです。長期的に積み重ねる毎日の努力は、発達障がいの子どもたちを大きく成長させてくれます。

 

事実、コンパスに通いはじめたダウン症の女の子は早期療育の結果、圧倒的な成長を見せてくれました。2才2カ月でコンパスに通いはじめたときには言葉が喋れず、集団生活が送れないという理由で、幼稚園に入園することさえできなかった女の子です。

コンパスに週6日通い、自宅でも毎日数時間勉強をした結果、幼稚園の年中さんで文字をかき、年長さんになると400字詰め原稿用紙にきちんとした文章をかけるまでになりました。

 

女の子が重ねた努力は並大抵のものではありません。毎日コツコツ書きためた日記は、百科事典のような分厚さでした。足りない資質を時間と日数で補い、この女の子は難関の私立小学校を受験したのです。

 

子どものシグナルに気づいたら行動を

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コンパスには、発達障がいの診断がつく前から通う子どもが珍しくありません。診断の結果、もし発達障がいではなかったとしても、療育を受けて損をすることはないからです。

 

早期療育のためには、子どもが発する小さなシグナルにお母さんお父さんがいち早く気づいてあげることが不可欠です。そして、気づいた時すぐに専門家の門をたたき、早期療育の一歩を踏み出せるか。

 

それは、子どもの将来を決める、大切な一歩です。「もう遅いかもしれない」と、悩む必要はありません。悩んだり、迷ったりするのではなく、なるべく早めに療育を受けることが大切です。